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友達と撮るプリ。何気なく「プリクラ」と呼んでいますが、もともとは1台の機械の名前だったことを知っていますか。
この記事では、株式会社セガのニュースリリース「2025年7月で“プリクラ®”は誕生30周年!」、特許庁の広報誌「とっきょ」2021年2月5日発行号の「プリント倶楽部」の記事、政府広報オンライン「HIGHLIGHTING Japan」2025年10月号の記事をもとに、プリクラの元祖「プリント倶楽部」の歴史を5つのポイントで整理します。後半の、プリの歴史を知ってから楽しむためのアイデアは、この記事の提案です。
※この記事は、2026年10月時点で各サイトに掲載されている内容をもとにしています。「プリント倶楽部」「プリクラ」は株式会社セガの登録商標です。
プリント倶楽部とは
プリントシール機の1号機
セガのニュースリリースでは、プリントシール機1号機は、1995年7月25日にセガから発売された「プリント倶楽部®」(セガ/アトラス)と紹介されています。
愛称が「プリクラ」
セガによると、本機は“プリクラ®”の愛称で親しまれたとされています。政府広報オンラインの記事でも、1995年にセガとアトラスが共同開発、販売した「プリント倶楽部®」が、女子高校生の間で「プリクラ®」「プリ」などと呼ばれ、社会現象となったと書かれています。
「プリクラ」は登録商標
特許庁の広報誌では、「プリクラ」は同社の登録商標であると説明されています。政府広報オンラインの記事でも、「プリント倶楽部®」及び「プリクラ®」は株式会社セガの登録商標と注記されています。
| 項目 | 各サイトの説明 |
|---|---|
| 1号機 | プリント倶楽部(セガ/アトラス) |
| 発売 | 1995年7月25日(セガのリリース) |
| 愛称 | プリクラ |
| 商標 | プリント倶楽部、プリクラは株式会社セガの登録商標 |
プリント倶楽部の歴史 5つのポイント
1. 写真をシールにするひらめき
特許庁の広報誌では、当時の若い女性の間で、気に入ったシールを持ち物に貼ることが流行する中、顔写真をシールにして貼るのが面白いのでは?というひらめきから「プリント倶楽部」は誕生したと紹介されています。
同じ記事では、当時のアトラスの営業担当者が資料を出力している様子を見て、カメラで撮影した写真をシールにすると思いついたのが企画の発端と書かれています。政府広報オンラインの記事では、セガ広報部の担当者が、当時流行していたレンズ付きフィルムで撮った写真がその場で見られないことに不便さを感じていた社員が、ビデオプリンターからヒントを得て企画したと話しています。資料によって、きっかけの紹介の仕方が少し異なります。
2. アトラスとセガの共同開発
特許庁の広報誌では、ハンディーカムで撮影した顔写真に、お手製の背景用のイラストを組み合わせて試作品のシールを作成し、社内で好評だったため、アトラスとセガの共同開発で製品化を目指す流れになったと書かれています。
3. あえて画素数を低く
特許庁の広報誌では、技術的によく撮れることよりも“カワイイ”を重視し、カメラはあえて高機能のものとせず、画素数を低くすることで肌がキレイに見えるように配慮したと紹介されています。さらに、プリンターも色味のCMYKからブラックを抜いた3色で表現することで、黒い髪色がソフトに表現されたとされています。
4. 約2万2,000台の大ヒット
セガのリリースでは、1997年6月末時点で累計出荷台数が約22,000台に上るなど大ヒットを記録したとされています。特許庁の広報誌でも、1997年には出荷台数の累積が2万2,000台に達したと書かれています。
5. プリ帳と交換
政府広報オンラインの記事では、プリントシールを手帳やノートに貼ってまとめ、保管や回覧を楽しむ「プリ帳」という遊び方の登場がヒットの後押しとなったと、セガ広報部の担当者が話しています。特許庁の広報誌でも、新しい友達と名刺のように交換したり、たくさん集めて手帳に貼ることがブームになったと紹介されています。
5つのポイント早見表
| ポイント | 各サイトの説明 |
|---|---|
| きっかけ | 写真をシールにするひらめき(紹介の仕方は資料で異なる) |
| 開発 | アトラスとセガの共同開発 |
| 写り | あえて画素数を低くし、3色のプリンターで表現 |
| 出荷 | 1997年6月末時点で約22,000台(セガ) |
| 遊び方 | プリ帳、プリントシール交換 |
その後のプリントシール機の変化
全身プリと美白
セガのリリースでは、フリューがプリントシール機事業に参入した1998年には“全身プリ”が女子高校生を中心に大流行し、1999年には美白ブームに乗じたプリントシール機が“盛れる”と話題になりヒットしたと紹介されています。
落書き機能
政府広報オンラインの記事では、カメラ付き携帯電話が登場した2000年代初頭には、写真の上にカラフルなペンやスタンプでデコレーションできる「落書き機能」が標準搭載されるようになったと書かれています。
機種の移り変わり
セガのリリースでは、ギャルブームの代名詞ともいえる「花鳥風月」(ナムコ)、プリ=盛れる写りを決定づけた「美人」(フリュー)、ナチュラルな写りを提案した「LADY BY TOKYO」(フリュー)、レタッチ機能が発達した「ハルイロセカイ」(フリュー)などが紹介されています。
| 時期 | 各サイトの説明 |
|---|---|
| 1995年 | プリント倶楽部が登場 |
| 1998年 | フリューが参入、全身プリが大流行 |
| 1999年 | 美白ブームに乗じた機種がヒット |
| 2000年代初頭 | 落書き機能が標準搭載に |
セガの再参入
20年ぶりの「fiz」
特許庁の広報誌(2021年2月5日発行号)では、20年ぶりに市場に再参入するセガのプリクラ機「fiz」が紹介されています。
3秒の動画「モーメント」
同じ記事では、fizの特徴として、シャッターが下りる前、あるいは下りる前後合計3秒間の動画が記録される「モーメント」という機能が紹介されています。データはSNSへの投稿も可能と書かれています。
知財の工夫
特許庁の広報誌では、プリントシール業界では、レンズから被写体までの距離を決める立ち位置や、周りを囲うブースの素材やサイズなど、考え得るものはほとんど何かしらの知財が申請されていると紹介されています。
設置場所と30周年
商店街にも設置
特許庁の広報誌では、ゲームセンターのみならず、商店街などを含めて設置場所を確保するなど、地道なプロモーション活動が実を結んだと書かれています。政府広報オンラインの記事でも、繁華街のアミューズメント施設や商店街を中心に設置され、気軽に楽しめる存在であったことが若者に浸透する要因となったとされています。
30周年の資料
セガのリリースでは、1995年の誕生から2025年までの30年にわたるプリントシール機の変化と進化の歴史を紹介する資料「プリの歴史30年」を公開したと案内されています。詳しく知りたい場合は、セガのリリースから確かめられます。
開発体制と「かわいい」の考え方
開発はセガ フェイブ
政府広報オンラインの記事では、現在、プリクラ®機などの開発は、セガの完全子会社セガ フェイブが行うと注記されています。アトラスも現在はセガの完全子会社と書かれています。
「かわいい」を表現する場
政府広報オンラインの記事で、セガ広報部の担当者は、プリントシール機は、かわいく写れる、楽しい、思い出に残る、友だちとの絆を深めるなど、様々な価値を提供し、支持を集めてきたと話しています。単なる写真撮影を超えて、それぞれの「かわいい」を表現する場として定着していったと語られています。
盛れるだけではない体験
セガのリリースでは、近年は“盛れる”だけにとどまらない体験価値の提供を重視した機種が再び主流になっていると紹介されています。時代と共に写りや遊び方に変化はあっても、その用途は変わらないとされています。
年表で見るプリ
| 年 | 出来事(各サイトの説明) |
|---|---|
| 1995年 | プリント倶楽部(セガ/アトラス)が登場 |
| 1997年 | 累計出荷台数が約22,000台に |
| 1998年 | フリューが参入、全身プリが大流行 |
| 1999年 | 美白ブームに乗じた機種がヒット |
| 2000年代初頭 | 落書き機能が標準搭載に |
| 2021年 | 特許庁の広報誌2月5日発行号で、20年ぶりに再参入するセガのfizを紹介 |
| 2025年 | プリクラ誕生30周年 |
プリの歴史を知ってから楽しむアイデア
ここからは、各サイトの説明をもとにした、この記事の提案です。
昔のプリ帳風にまとめる
プリ帳という遊び方がヒットの後押しになったことを知っておくと、手持ちのプリを手帳やノートにまとめるときのテーマにしやすくなります。
撮った日と一緒に残す
プリを貼るときに、撮った日や一緒にいた人をメモしておくと、あとで見返したときに思い出をたどりやすくなります。
写りの違いを比べてみる
プリント倶楽部があえて画素数を低くして肌をきれいに見せていたことや、その後の機種で写りが変わってきたことを知っておくと、機種ごとの写りの違いを友達と比べるときの楽しみが増えます。撮ったプリを並べて、どこが違うのかを見てみるのもおすすめです。
話のネタにする
「プリクラ」がもともとは1台の機械の名前で、登録商標だということは、友達とプリを撮るときのちょっとした話題になります。
よくある質問
プリクラはいつ誕生した?
セガのリリースでは、1995年7月25日にセガから発売された「プリント倶楽部」がプリントシール機1号機と紹介されています。
「プリクラ」は普通の言葉?
特許庁の広報誌と政府広報オンラインの記事では、「プリクラ」は株式会社セガの登録商標と説明されています。
プリント倶楽部を作ったのは?
各サイトでは、セガとアトラスによる共同開発と紹介されています。
fizとはどんな機種?
特許庁の広報誌では、撮影の前後合計3秒間の動画が記録される「モーメント」という機能を持つ、セガのプリクラ機として紹介されています。
「プリ帳」とは?
政府広報オンラインの記事では、プリントシールを手帳やノートに貼ってまとめ、保管や回覧を楽しむ遊び方と紹介されています。
プリント倶楽部の歴史は1995年から始まった
「プリクラ」の元祖は、1995年7月25日にセガから発売された「プリント倶楽部」(セガ/アトラス)です。あえて画素数を低くして“カワイイ”を重視した写りや、プリ帳、プリントシール交換などの遊び方が広まり、1997年6月末時点で累計出荷台数は約22,000台になったとされています。その後も全身プリや美白、落書き機能など、プリントシール機は時代に合わせて変化してきました。